競馬で1番人気や2番人気の馬を買えば勝てる――そんな風に思っていませんか?
実は「人気だから買う」は危険です。この記事では、データや傾向から見た「危険な人気馬の特徴」を5つご紹介します。
✅ 1. 距離延長で人気している馬
理由:初の距離延長は未知数が多すぎる
特に短距離→中距離、中距離→長距離への延長は、スタミナが持たず凡走するリスク大。
逃げ・先行タイプは特に注意が必要。
🧪データ例(芝1800m以上、初距離延長の1番人気)
→ 勝率:約19%、複勝率:約44%(全1番人気平均より低い)
✅ 2. 休み明け初戦で人気している馬
理由:仕上がり不足や馬体重大幅増減のリスク
G1クラスでもない限り、休み明けの馬は8割仕上げが多く、実戦ではパフォーマンスが落ちることも。
🧪例:120日以上の休養明けの1番人気
→ 複勝率:約38%(全体平均より7〜10pt低い)
✅ 3. 小回り・重馬場で人気している差し・追込馬
理由:位置取りが後ろすぎると届かないケース多数
特に小回り(例:中山、函館)や重馬場では、先行有利の傾向が強く、直線一気は決まりにくい。
🧪例:小回り×差し・追込脚質の1〜2番人気
→ 勝率・連対率ともに明確に低下
✅ 4. 斤量増+昇級戦の人気馬
理由:負担が増えてペースについていけないパターンが多い
特に3歳馬や牝馬は斤量差が競馬に大きく影響するため、+2kg以上&昇級戦は危険シグナル。
🧪例:昇級初戦+斤量増の人気馬
→ 勝率:約12%、複勝率:約29%(通常よりかなり低い)
✅ 5. 鞍上弱化(乗り替わりで明らかに格下の騎手に)
理由:強い馬でも“仕掛けのタイミング”で差が出る
有力騎手 → 若手騎手やローカル常駐騎手への乗り替わりで、人気だけが先行することも。
🧪例:ルメール→地方騎手などの乗り替わり時
→ 複勝率が平均より10%以上低下するケースも
🎯 まとめ:人気馬にも落とし穴あり!冷静に“切る”判断を
条件 | 危険度 |
---|---|
初距離延長 × 人気馬 | ★★★★☆ |
休み明け初戦 × 人気馬 | ★★★☆☆ |
小回り × 追込馬 × 人気 | ★★★★☆ |
昇級戦 × 斤量増 × 人気馬 | ★★★★☆ |
鞍上弱化 × 人気馬 | ★★★☆☆ |
人気馬だから安心…という考えは落とし穴です。
上記のような条件が揃ったときは、思い切って「買わない勇気」を持つのも回収率アップの鍵かもしれません。
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